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2012/06/29

BCP

 昨日、焼津商工会議所においてBCPのオープンセミナーが開催され、弊社のBCP策定事例を発表する機会をいただきました。BCP策定を決意してから早くも3年が経過し、その間には東日本大震災もありました。昨日の発表の最後に、これまでに自分が感じた正直な気持ちをまとめましたので、こちらにアップします。


「BCP取り組みについて(まとめ)」

 自社のBCP策定を通じて、建物、設備が古く、津波が来れば建物も流されてしまう可能性がある事業所では、正直申し上げて実効性のあるBCPの策定は非常に難しいと感じました。事前に対策をしなければならないことや、事後に行わなければならないことに、莫大なお金と時間がかかるからです。静岡県がすすめているBCPプログラムをはじめ、巷で言われているBCPモデルのほとんどがこのようなケースを想定していないように感じます。実際に静岡県HPのテンプレートに沿ってBCPを作成しているとむなしさすら感じることがあります。

 実際、弊社の業務中に大地震、大津波が起これば、建物や機械が流されようととにかく社員の命だけは絶対に守らなければなりません。どんな状況になるのかは想像しがたく、その後のことは、その時の被害状況に応じて考えるしかないという気持ちが大半を占めています。

 しかしながら、事業継続を考えた場合、将来に向けて社員が安心して働くことができる環境整備や取引先への安定供給体制についてもしっかりと確保していかなければなりません。

 有事が起こった場合、私自身、混乱した状況の中で冷静に物事を考えることはおそらくできないと思います。その時に拠り所となる何かしらの準備があるかないかで、事業継続の可能性が変わってくるのではないか、もしかしたら意思決定が早まり行動を起こすことができるのではないか、そんな気持ちでBCP策定に踏み込みました。

 「不謹慎かもしれないが、有事はピンチではあるとともにチャンスでもある」という奥山先生の言葉を聞いたとき、BCPというものは単なる防災とは違うものであることをようやく理解しました。
 奥山先生の講座は弊社が継続的な経営をしてくための問題点を浮き彫りにして、それが経営革新の必要性を感じる大きなきっかけとなりました。

 いつ来るかわからない有事に備え、今歩みだしたことは弊社にとっては遅すぎたのかもしれませんが、第一歩を動き出すことによって心の整理ができ大きな安心感につながりました。

 この焼津市には、弊社のような環境にある事業者は水産業者に限らず数多くおられるように思います。今の時点で万が一大地震、大津波が来た時の影響を考えると心が重くなります。各企業でのBCP策定が必要であることは言うまでもありませんが、三陸の被災地の状況を伺えば、企業努力だけでは事業復旧をすすめられず、結果的に復旧が大幅に遅れたケースが多くあるとも聞いております。企業のみならず、行政機関や公共サービスの全てにおいて「まちとしての復旧・復興」への準備が必要だと思いますし、そのような取り組みが進むことを願っております。 

以上

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コメント

ともちゃん、お久しぶり!ともちゃんの考え、行動はみんなにパワーをくれるよね!
俺も体力、知力の衰えを痛感しているけどがんばります!

投稿: そめちゃん | 2012/06/30 00:24

そめさん、ご無沙汰しております。まだまだ衰える歳じゃないじゃないですか。
頑張りましょう。

投稿: とまとも | 2012/06/30 09:37

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